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EMA事務局通信263

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EMA事務局通信263                    2012/03/13

  ■□ 【 コ ラ ム 第 13 回 】
 
          『 教科「情報」から新しい協働学習を実現する
            〜 国内・国外プロジェクト型学習の実践 〜 』
                          < 前 編 >

                 大阪府 私立羽衣学園中・高等学校
                         教諭 米田 謙三
                                                          □■    
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会員及び関係者各位

モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)事務局です。
平素は当機構の活動にご協力いただき誠にありがとうございます。

コラム第13回は、EMAの啓発・教育活動でご協力いただいている
大阪府私立羽衣学園中・高等学校教諭の米田謙三先生にご執筆いた
だきました。

『教科「情報」から新しい協働学習を実現する 〜国内・国外プロ
ジェクト型学習の実践〜』と題して前後編でお届けします。


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         『 教科「情報」から新しい協働学習を実現する
           〜 国内・国外プロジェクト型学習の実践 〜 』
                         < 前 編 >
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大阪府 私立羽衣学園中・高等学校
教諭 米田 謙三


高校で教科「情報」が始まって10年。いろいろとありましたがもう
10年。また一方で「教育の情報化」がキーワードになり、中でも、
「協働学習」が大きなテーマの一つとなっています。「協働」は文
部科学省の学びのイノベーションにも出てくるキーワードです。本
校では情報科教育で「協働学習」にこれまでも取り組んできました。

今の子どもたちは、地域コミュニティとのつながりが希薄になり、
核家族や一人っ子が増えていることで、異年齢と交流する経験が限
られていることが多くなっています。また、他者との衝突を避けよ
うとする傾向もみられます。

しかし、社会に出ると、職場や地域でさまざまな年齢の人たちとつ
きあわざるを得ないし、自分の思い通りにいかないこともたくさん
あります。さらに、グローバル化、情報化が加速度的に進んでいく
社会では、つきあう相手も多様です。それ故これからの社会を生き
る子どもたちにとって、自分と異なる人たちと自分なりに調整をつ
けながらつきあっていく力をつけることが大切です。

そこで羽衣学園中学校・高校では、コラボレーション(協働)とコ
ンフリクト(衝突、葛藤)、そしてコンフリクトを打開する「建設
的妥協点」(*注)を見出すプロセスを体験させることが非常に有効
であると考え、教科「情報」を軸にプロジェクト学習を取り入れて
います。また、他の授業でも一部、プロジェクト学習に必要となる
基礎的な力をつける取り組みを行うこととしました。

 【注】建設的妥協点:
  一人ひとりが自分の意見を論理的に伝え、相手の意見を聞き、時
  間をかけてお互いが納得できるポイントをすり合わせていった結
  果生まれる妥協点のこと。

今回は、今後『教科「情報」が、教育の情報化におけるよい例を示
すものとなるのでは?』という視点から具体的に本校の特にネット
を活用した「協働学習」の実践を紹介させていただきます。


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       事例1:日米理科実験(英語、理科、総合など)
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本校と米国のいくつかの中高等学校との交流協働学習では、2003年
から大阪大学の協力を得ながら、他教科との連携を意識した活動を
行っています。

例えば、中学3年生の理科と総合的な学習の時間を使い、情報科・
理科・英語科の教員が協力して、理科の実験データを交換し合う
「同時学習」を行いました。日程や実験内容などはスタッフのメー
リングリストをたちあげ、必要に応じてビデオ会議などを利用しな
がら決定していきました。

実験当日は、大阪大学大学院生のサポートを得ながら、遠隔対話シ
ステムを使って、日米双方が提案した実験を同時に行ったほか、お
互いの学校生活について紹介・質問をしたり、プレゼント交換を実
施しました。(それ以後、環境問題、エネルギー問題を中心に産学
連携も含めて継続的に実施しています。)

≪ 第17回マイタウンマップコンクール入賞 ≫
   http://www.cec.or.jp/mtm/winner/17th/p_18.html


★ 羽衣学園 中学校・高等学校ホームページ
   http://www.hagoromogakuen.ed.jp/

★ 羽衣学園 中学校・高等学校ブログ(オフィシャル)
   http://www.hagoromogakuen.ed.jp/blog/

<後編>は3月16日の配信を予定しています。お楽しみに!

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【米田 謙三(よねだ けんぞう)プロフィール】
神戸大学卒業。大阪府私立羽衣学園中・高等学校 情報科・英語科
教諭。大阪府私学教育情報化研究会副会長、大阪府高等学校情報科
研究会幹事、全国高等学校情報科研究会 実行委員、日本ユネスコ
協会連盟 前国際専門委員、文部科学省先導的プログラム管理職研
修プログラム調査実行委員等を務める。
韓国、フィリピン、台湾、ミヤンマー、タイ、中国などアジア諸国
をはじめカナダ、イギリス、オーストラリア、アメリカなど世界各
地を駆け回りICTを利活用した教育や国際理解教育を実践中。
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 ≪コラムについて≫
 「青少年のインターネット利用」をテーマに配信していまいり
 ます。EMA事務局通信をご購読いただいている皆様と広 範且つ
 深い知識・情報を共有することにより、さまざまな角度から
「青少年のインターネット利用」について考えていきたいと思
 っております。

 コラムへのご意見・ご感想・ご要望等ございましたら、ぜひと
 も事務局までメールにてお寄せください。

     宛先:EMA事務局
     メールアドレス:jmk@ema.or.jp

どうぞよろしくお願い申し上げます。
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