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EMA事務局通信460

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EMA事務局通信460                                   2014/08/07

  ■□ 【 コ ラ ム 第 39 回 】

         『「青少年インターネットセッション」に参加して 』

             東京大学大学院法学政治学研究科 教授/
                EMA基準策定委員会委員 宍戸 常寿

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会員及び関係者各位

モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)事務局です。
平素は当機構の活動にご協力いただき誠にありがとうございます。

EMA基準策定委員会委員である、東京大学大学院法学政治学研究科
教授 宍戸 常寿 先生にご執筆いただきました、コラム第39回をお
届けいたします。
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       『「青少年インターネットセッション」に参加して 』
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東京大学大学院法学政治学研究科 教授/
EMA基準策定委員会委員 宍戸 常寿

青少年インターネット環境整備法が2009年4月に施行されてから、
早くも5年が経ちました。同法施行後3年後の見直しとして、2010年
には、総務省「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に
関する研究会」の「青少年インターネットWG」が開かれました。
私も主査代理として検討に参加しましたが、青少年のリテラシー向
上を掲げる等、画期的な報告がまとまったことは、いまなお記憶に
新しいところです。

その後、関係者の皆さんの熱心な取り組みにより、フィルタリング
の普及や福祉犯被害の抑制など、さまざまな成果が挙がりました。
しかし、昨今では、スマートフォンが急速に普及し、多くの青少年
がSNSやメッセンジャーアプリを利用する等の変化があり、対応す
るための見直しが不断に求められています。

このため、総務省「ICTサービス安心・安全研究会」は、本年6月に
2回、「青少年インターネットセッション」(議長は、安心・安全研
究会の座長である新美育文先生)を開催しました。青少年のインタ
ーネット利用環境整備に関わりのある事業者・団体・専門家の方々
が広く集まり、現状や課題について率直な意見交換がなされました。
そこでの議論を踏まえて、このたび、「議長レポート」がとりまと
められたところです。

その基本的姿勢は、フィルタリング利用率が減少している現状にお
いて、一足飛びに法規制に訴えるのでなく、関係者の役割の全体像
を捉え直し、枠組みを再構築することにあります。中でも、フィル
タリングを、成長段階に応じた健全育成ツールとして機能させるべ
きことが提唱されています。このポジティヴな機能は、有害情報の
閲覧制限と青少年のリテラシー向上という2つの柱をつなぐものと
いえるでしょう。

端末・ネットワーク・サービスが多様化した現在、保護者が青少年
の利用環境に責任をもって判断することが厳しい状況にあります。
こうした中、報告書は、これまでの実績を活かして、さまざまなサ
ービスを客観的に分析・評価し、保護者の判断を補完する役割も
EMAに期待される、としています。その他、議長レポートの内容は
多岐にわたりますので、ぜひ一読して頂きたいと思います(※)。

セッションの時間が限られていたため、一人ひとりの発言時間が少
なかったことはまことに残念でしたが、非常に有意義なものであり、
今後も折を見て関係者が一同に会する場が持たれるとよいのではな
いか、と思います。私個人もEMAの内外で、皆さんとともにこうし
た検討を続け、よりよい環境整備に向けて貢献していきたい、と考
えています。

※総務省「ICTサービス安心・安全研究会」のサイトはこちら。
  http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/ict_anshin/
  議長レポートは、研究会第3回(7/14)の配布資料として公表
  されています。

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【宍戸 常寿(ししど じょうじ)プロフィール】
東京大学大学院法学政治学研究科教授(憲法学、国法学、情報法)。
同大学大学院法学政治学研究科助手、東京都立大学法学部助教授、
一橋大学法学研究科准教授等を経て現職。
現在、総務省「ICTサービス安心・安全研究会」構成員。これまで、
総務省「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する
研究会」CGM検討WG主査(2009〜2010年)/同青少年インターネット
WG主査代理(2010〜2011年)、安心ネットづくり促進協議会「児童
ポルノ対策作業部会」法的問題検討サブワーキングリーダー(2009
〜2010年)/同アドレスリスト作成・管理の在り方検討サブワーキ
ングリーダー(2010年〜2011年)/同アドレスリスト作成・管理団体
の在り方検討サブワーキングリーダー(2010年〜2011年)など。
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 ≪コラムについて≫
 「青少年のインターネット利用」をテーマに配信しております。
 EMA事務局通信をご購読いただいている皆様と、広範且つ深い知
 識・情報を共有することにより、さまざまな角度から「青少年の
 インターネット利用」について考えていきたいと思っております。

 コラムへのご意見・ご感想・ご要望等ございましたら、ぜひとも
 事務局までメールにてお寄せください。

     宛先:EMA事務局
     メールアドレス:jmkアットマークema.or.jp

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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