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EMA事務局通信341

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EMA事務局通信341                                     2013/4/4

  ■□ 【 コ ラ ム 第 26 回 】

        『「スマホとSNS時代」で大切にしたいこと』< 前編 >

             安心ネットづくり促進協議会 特別会員
             熊本市立総合ビジネス専門学校 教頭
             EMA賛助会員 / 桑崎 剛

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会員及び関係者各位

モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)事務局です。
平素は当機構の活動にご協力いただき誠にありがとうございます。

コラム第26回は、EMA賛助会員である安心ネットづくり促進協議会
特別会員/熊本市立総合ビジネス専門学校 教頭の桑崎 剛 先生に
ご執筆いただきました。

『「スマホとSNS時代」で大切にしたいこと』< 前編 >をお届け
します。

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    『「スマホとSNS時代」で大切にしたいこと』< 前編 >
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安心ネットづくり促進協議会 特別会員
熊本市立総合ビジネス専門学校 教頭
EMA賛助会員 / 桑崎 剛

近年のスマホ(スマートフォン)とSNS(ソーシャルネットワー
クサービス)の進展は目覚ましい。ほんの2、3年前のスマート
フォンのイメージは、既にガラケー(ガラパゴスケータイ)を
所有している人が2台目として所有し、それも男性が多く、メカ
が大好きというマニアックな限られた方々の機器であった。当
時、女性やシニア層、ジュニア層への浸透はないのではとも言
われていた。

しかし、現実はその後、予想と大きく異なることになる。内閣
府の去年の調査では、スマホ所有の割合は、小学生が一昨年の
0%から8%に、中学生が5%から25%に、高校生が7%から56%
にと、それぞれ大幅に増え、スマホが青少年にも急速に普及し
ているという結果が出ている。実際、都市部や地方都市の高等
学校に勤務している先生によると、各学校で差があるとはいえ、
実態感として、生徒の8割、9割はスマホ所有であるという。1日
当たりの平均利用時間も、全体で97分に上り、一昨年に比べて
16分長くなっている。調査結果について、内閣府は「スマホ向
けのSNSなどの交流サイトやアプリ(アプリケーション)などが
充実してきているために、青少年でもスマホの所有が増え、そ
れに伴いネットの利用時間も長くなっているのではないか」と
分析している。

また、電車やバス等の公共交通機関の車中で多くの人がスマホ
の操作をしており、特に若い世代でよく見かける。この現象は
日本をはじめとする先進アジア諸国でよく見られる状況で、欧
米諸国ではスマホの「操作」より「通話」をしている光景が多
いと、ウィーンとパリを旅行中の知人がSNSで伝えてくれた。
乗り物の車中が日本ほど混み合わないこともあり車中での通話
はOKの国が欧米には多いことや、約束事の確認はメールよりも
会話でという文化の違いもある。車内で多くの人が指先で器用
にスマホの画面を操作している光景は日本では当たり前だが世
界標準の視点からは当たり前とは言い難い。
  この様なスマホとSNS時代において、「社会と情報」「情報の
科学」という2科目で学習が展開される高校の情報科は、本年4
月から新学習指導要領が完全実施となるが、改訂の主旨を述べ
る「総則」という冒頭の部分で「情報モラルを身につける学習
を展開すること」、つまり、情報モラル教育を必須とする記載
がある。しかし、残念ながら生徒が用いる教科書には小中高の
どの校種でも「スマホやSNS」の言葉は一切見あたらない。10年
に一度の改訂を行う学習指導要領において教科書づくりの作業
も長い年月が必要である。教科書の編集に関わる知人に聞いた
ところ「何年もかけて編集を終え、本印刷が開始された2、3年
前には、スマホやSNSがこんなに普及するとは当時としては予
想できなかった」とのことであった。スマホの普及は教科書の
編集にも間に合わない早さであった。
                                                (続く)

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【桑崎 剛(くわさき つよし)プロフィール】
1954年生まれ、熊本市出身。東京都私立高校講師、区立中学校教
諭を経て熊本県公立中学校教諭、熊本市教育委員会教育センター
指導主事、熊本県公立中学校教頭を歴任し、2013年4月より現職。
内閣府「青少年インターネット環境整備に関する広報企画検討会
議」委員。文部科学省「教育の情報化総合モデル支援事業」企画
評価委員他に従事。
現在は日本教育工学協会(JAET)理事、熊本県小・中学校情報教
育研究会副会長、その他、「ガイアの夜明け」他、TV出演や新聞
等「子どものケータイ問題」における第一人者。月刊「心とから
だの健康」H24.8月号の記事は北里大学入学試験で小論文問題と
して採用されるなど、記事掲載多数である。
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 ≪コラムについて≫
 「青少年のインターネット利用」をテーマに配信していまいりま
 す。EMA事務局通信をご購読いただいている皆様と、広範且つ深
 い知識・情報を共有することにより、さまざまな角度から「青
 少年のインターネット利用」について考えていきたいと思ってお
 ります。

 コラムへのご意見・ご感想・ご要望等ございましたら、ぜひとも
 事務局までメールにてお寄せください。

     宛先:EMA事務局
     メールアドレス:jmk@ema.or.jp

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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